ultan.net: 登場人物

Last Updated:

05/19/2002




アムシャスパンド amschaspand

本来はゾロアスター教の大天使のこと。アムシャ・スプンタ。善神アフラ・マズダに仕えており、スプンタ・マンユ(聖霊)、ウォフ・マナフ(善思)、アシャ(正義、真実)、アールマティ(敬虔)、クシャスラ(統治、王国)、ハルワタート(完全)、アムルタート(不滅)の七柱からなる。

至高の存在の<御前>にひらひらと舞っているおびただしい生き物がいる。それらはその主と比較すれば、一見、微小に――実際、限りなく小さく――見えるけれども、人間の目から見ればそれ相応に巨大に見える。そして人間にとってその主は、目に見えないほど巨大な存在なのだと。--「警士の剣」第27章

おそらくアムシャスパンドとは、<聖なるもの>(ヒエロス、Hieros)に仕える<神聖書記>(ヒエログラメート、Hierogrammate)を呼ぶ言葉です。また<絶対の家>で両性具有人=独裁者がセヴェリアンに見せる本の中からあらわれる巨大な女も<神聖書記>の一人です。

このサイクルの人類がどうなったか、わたしは教えられていない。たぶん、それは宇宙の内向爆発まで生き延びて、ともに消滅したのだろう。もしかしたら、それはわれわれの認識の及ばないレベルにまで進化したのかもしれない。しかし人類の手によって、人類の男女がかくなりたいと願っていたものに作り上げられた生物は、イエソド――つまり、われわれ自身の宇宙よりも高度の宇宙――に通じる通路を開いて脱出して、そこに、進化した彼らにふさわしい世界を創造したのだ。--「独裁者の城塞」第34章

<聖なるもの>により理想的な種族に作り上げられた<神聖書記>すなわちアムシャスパンドは<時の回廊>を通ってイエソドの世界に住んでいます。また<神殿奴隷>は<神聖書記>によって見いだされ、これに仕えているものです。これらの関係については第五作の "The Urth of the New Sun" で明らかになります。

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