ultan.net: 登場人物

アヴァ　Ava

オリサイアの避病院でセヴェリアンの介護をするペルリーヌ尼僧団の新米尼僧。尼僧団がネッソスを出立した後に尼僧団に加入します。実家はネッソスの北西区域、セヴェリアンがアギルスと決闘をおこなった「血染めが原」の近くにあり、セヴェリアンとアギルスの戦いもたまたま見ています。尼僧団では数少ない上流人の出身（ペルリーヌ尼僧団の構成員はほとんどが高貴人もしくは大郷士からなる）です。

この晩、つまりメリトが物語をした日の晩には、それまでに見たことのない、痩せて灰色の目をした聖職志願の少女が夕食を運んできた。（中略）「それどころか、わたしたちはみんな女大郷士か高貴人ですよ。ときたま、わたしのような上流人の娘も入団を許されます。その上流人が教団の古くからの友人であればね」--「独裁者の城塞」第10章

セヴェリアンの持つ＜鉤爪＞の力を自分では信じませんが、同時にセヴェリアンの内部でセクラが蘇ったのは＜鉤爪＞の力であることを示唆します。

「それなのに、わからないんですか？　それは彼女を実際に蘇らせたんですよ。あなたが知らなくても＜鉤爪＞は働くことがありうると、たった今いったでしょう。あなたは＜鉤爪＞を持った。そして――あなたの言葉に従えば――腐りかかっていたそうですが、彼女を自分の内部に持った」--「独裁者の城塞」第10章