ultan.net: 登場人物

Last Updated:

08/03/2002




キャスドー Casdoe

スラックスの北方の農民の女。もともとはスラックスの出身ですが、夫のビーキャン、双子の子供セヴェリアンとセヴェラ、ビーキャンの父親とともに人里離れた森林地帯に暮らしています。

扉のすぐ手前までいった時に、一人の女が現われた。その顔は繊細な感じで、幽霊に取りつかれたような目つきさえしていなかったら、美人といってもよいほどだった。しかし、衣服はぼろぼろで、清潔でなかったら乞食と間違われてもしかたがない状態だった。次の瞬間、そのスカートの後ろから、母親よりも大きいくらいの目をした丸顔の小さな男の子が覗いた。--「警士の剣」第14章

キャスドーの夫のビーキャンと娘のセヴェラは、既にアルザボに喰い殺されています。ビーキャンとセヴェラの意識をもったアルザボは、残るキャスドーらも喰らおうと家族の家を襲いますが、セヴェリアンのために一旦は引き下がります。翌朝キャスドーはセヴェリアン少年と義父を連れて家を出ますが、途中獣化人たちに襲われます。

キャスドーはこんなところに住んでいたから、彼らの噂を聞いていたにちがいない。しかし、おそらく遭遇したことはなかったのだろう。彼女は少年をスカートにつかまらせたまま、杖をサーベルのように振り回していた。彼女の声が獣化人のわめき声に混じって聞こえてきた。それは甲高く、意味不明で、遠い世界の声のように思われた。わたしは、女が襲われたときに人が必ず感じる恐怖を感じた。(中略)

その時、左手の木立から何か巨大なものが飛びだした。それはあまりにも大きく、あまりにも早かったので、最初わたしは、鞍も乗り手もいない赤毛の軍馬かと思った。そして、その歯がきらめくのが見え、獣化人の悲鳴が聞こえてはじめて、アルザボだとわかった。--「警士の剣」第17章

自分の獲物を奪い返そうとする獣の本能か、あるいは妻を助けようとするビーキャンの記憶によるものか、ともかくアルザボは獣化人たちを殺し、自分も殺されます。その闘いのさなか、キャスドーは結局アルザボに喰い殺され、セヴェリアンは、ひとり残されたセヴェリアン少年とともに旅を続けることになります。

M: メニュー I: インデックス P: キャス N: 玉座の従者

管理人連絡先 webmaster@ultan.net