ultan.net: 登場人物

Last Updated:

06/30/2002




魚 Fish

「茶色の本」の中の「<蛙>と呼ばれた少年の物語」の登場人物。<春風>と<森の小鳥>の息子で、<蛙>の兄弟です。牧夫の夫婦に育てられ、後に<蛙>と再会してともに王の遺産を相続しますが、領地の境界をめぐる争いによって<蛙>に殺されます。ローマ神話のレムス(Remus)に相当します。

だが、彼に従った大勢の人間が大人になった。彼らは他の民族から女を奪い、子供を作った。そして、狼がもはや必要がなくなって荒地に帰ると、<蛙>は臣民の住む都市がいると判断した。その都市には、男たちが戦争に出かけた時に、住民を守るための城壁が必要だった。彼は<蛙>(管理人注:これは<魚>の間違いです)の家畜の群れのところにいき、一頭の白い雌牛と一頭の白い雄牛を取り、それらに引き具と犂をつけ、城壁を築く目印として一筋の畝を掘らせた。臣民が建設の用意をしている間に、<魚>が家畜を取り戻しにやってきた。<蛙>の臣民が畝を示して、これが城壁になるというと、<魚>は笑ってそれを跳び越えた。彼らは、馬鹿にされた小さいものは決して大きくならないことを知っていたので、<魚>を殺した。--「警士の剣」第19章

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