ultan.net: 登場人物

Last Updated:

07/07/2002




学生 the student

「茶色の本」の中の「学生とその息子の物語」の登場人物。魔法使いの町で賢者となるべく勉強しています。

今ここに、町で知られているすべての魔法――世界で知られている魔法の大部分――を長い間、勉強した男がいた。そして彼は成長して進路を選ぶ時期に近づいた。黄色い花がその不注意な頭を、海を見晴らす黒い城壁の間からさえも覗かせる夏の盛りに、彼は一人の賢者のところにいった。この賢者は誰も覚えていない遠い昔から多色の頭巾で顔を隠しており、この進路決定の時期のきた学生を長い間教えていた人であった。学生は賢者にいった。「何も知らないわたしのような者は、どのようにしてこの賢者の町に、住む場所を見つけたらよいのでしょうか?わたしは神聖でない呪術を生涯勉強したいのです。パンを得るために肉体労働をしなければならない、友人のいない世界には、入っていきたくないのです」--「調停者の鉤爪」第17章

その後学生は自分の夢から若者を生み出すことに成功します。夢から生まれた若者は、毎年賢者の町から<穀物の乙女>たちを貢物として奪う食人鬼を倒すことに成功しますが、凱旋してきた若者が死んだものと思った学生は身を投げて死にます。

この物語で学生は「魔法」を学んでいるとされていますが、ウールスの世界では実際には純然たる「魔法」はほとんど存在しません。学生が学んでいた「魔法」は実は古代の科学技術であり、また夢から若者を肉化させる方法も、神殿奴隷がアクアストルを生み出すのと同様に、ウールスの一般の人々には知られていない技術を用いたのかもしれません。

なおこの学生は、ギリシア神話のテーセウス伝説における、テーセウスの父でアテーナイ王のアイゲウスに相当します。

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