ultan.net: 登場人物

Last Updated:

06/16/2002




ウロボロス Uroboros

アバイアやエレボスと同様の巨大な生き物。

「わたしの聞いたところによると、北の暑い森林では、<すべての蛇の独裁者>はウロボロスで、それはアバイアの兄弟なの。そして、彼の穴を見つけた猟師は、海底のトンネルを見つけたと思って、それを下っていって、彼の口の中に入ってしまうのよ。そして、何も知らぬままに喉を降りていくの。そうして、自分たちはまだ生きていると信じているうちに、死んでしまうのよ。でも、ウロボロスとは、自分の水源に流れこんでいる、そこの大河にすぎないとか、自分自身の始まりをむさぼり食う海そのものだとか、いう人もいるわ」

ドルカスはこのすべてを話しながら、こちらににじり寄ってきた。わたしは彼女がセックスを求めていると知り、抱いてやった。焚火の反対側でジョレンタが眠っているかどうか、よくわからなかった。実際、時々、もぞもぞ動いていた。豊満な尻、細い腰、波打つ頭髪のために、彼女そのものが身をくねらせる蛇のように見えた。ドルカスはその小さな、痛々しいほど綺麗な顔をわたしの顔に近づけた。彼女にキスすると、彼女が欲望に震えながら、体を押しつけてくるのがわかった。--「調停者の鉤爪」第27章

この場面でドルカスは、セヴェリアンがジョレンタを抱いたことを薄々感づいているとともに、あるいはセヴェリアンを奪い去ろうとするアバイアの女奴隷の気配を無意識に感じていたのかもしれません。ウロボロスの話は、セヴェリアンに対する警告なのでしょうが、同時に彼女自身がここではウロボロスなのかもしれません。すべての男は女にとって拷問者であるように、すべての女はウロボロスなのかもしれません。

なお神殿奴隷のファミリムスがウールスを訪れる理由を語る以下の部分では、神殿奴隷の目からはウールスに「ウロボロス」の徴が見えることが示唆されます。

「わたしたちのぼろ舟が長旅の末にたどり着いて、時々、休息を取る世界があるのですよ。その世界にはマークがついています。両端に頭のある蛇のしるしでしてね。片方の頭は死んでいて――もう片方の頭がそれを食べているのです」

オッシパゴが窓から振り返らずにいった。「それがこの世界だと思う」--「警士の剣」第33章

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