ultan.net: 登場人物

Last Updated:

11/04/2002




ザンブダス Zambdas

<共和国>の北方にあるディウトルナ湖の湖岸の村ムレーヌ(Murene)の首長。セヴェリアンはテュポーンのもとから脱出した後、山を下り、この湖岸の貧しい村にたどりつきます。

宿屋はなく、窓の陰からこちらを覗く人々は、だれも家に入れてくれそうもなかったので、わたしは首長の家にいった。そして、戸口に現われた太った女を押しのけて、勝手に坐りこんでしまった。この招かれざる客を見に首長がやってきた時には、わたしは割れた砥石と油を取り出して、この家の暖炉にあたりながら、テルミヌス・エストの刃の手入れを始めていた。彼はまずお辞儀をしたが、わたしに対する好奇心があまりにも強かったので、お辞儀をしながら見上げる衝動を抑えきれなかった。それを見て、わたしは笑いをこらえるのに一苦労だった。もし吹き出してしまえば、計画が台なしになるからである。--「警士の剣」第28章

ムレーヌ村の人々は湖上の浮島に住む人々と敵対しており、時おり戦って浮島の人々を奴隷としています。セヴェリアンは首長の下で歓待を受け、浮島の女奴隷ピアの給仕で食事をしますが、料理に盛られていた毒によって意識を失い、気がつくと捕らわれの身になっています。

しばらくして首長が入ってきた。彼は村の諸事を指図するときは立ってやる習慣らしく、偉そうな態度で立っていたが、声が震えるのをどうすることもできなかった。なぜまだわたしを恐れるのか合点がいかなかったけれども、とにかく恐れているのは明らかだった。わたしは失うものは何もなく、あっても得るものだけだと心を定めて、釈放しろと高飛車に命じた。

「それはできません。大師匠様」彼はいった。「指示を受けてやっておりますので」

「では聞くが、畏れ多くもおまえたちの独裁者の代理人に対して、このような振舞いをしろと、いったいだれが命じたのか?」

彼は咳払いをした。「城からの指示です。昨夜、家の伝書鳩があなたのサファイアをあちらに届けました。すると今朝、別の鳥が、あなたをお連れしろとの手紙を持ってきたのです」(中略)「大師匠様、城は近く、独裁者は遠いのです。わかってください。過去にはいろいろと深刻な問題がありましたが、今は平和なのです」--「警士の剣」第29章

ザンブダスのいう「城」とはディウトルナ湖岸にバルダンダーズとタロス博士が再建した城のことでした。かつて村人たちはバルダンダーズに協力して城の建造を手伝いましたが、バルダンダーズが実験のため子供や獣をさらったことから、今から五年前に焼き討ちをおこない城を攻め落としました。バルダンダーズとタロス博士はなんとか逃れ、最近になって贈り物を手に戻ってきて城を再建しました。ザンブダスをはじめとする村人たちは彼らを恐れながらも従っています。

ザンブダスはセヴェリアンを城に届けようとしますが、浮島の人々に襲われ、機転を利かせたセヴェリアンはピアとともに逃れます。

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